賃貸物件のガス変更が空室対策に?都市ガスからプロパンガスへ変更する方法
アパートやマンションのプロパンガス料金は、一般的な一戸建てと比べると約30%高くなるといわれています。
プロパンガスは賃貸物件の空室の原因にまでなる可能性があり、賃貸物件を運営するうえでは注意が必要です。
そこで今回は、所有物件の空室に悩まされている方に向けて、賃貸物件でプロパンガスが多い理由や都市ガスへの変更方法などについてご紹介します。
賃貸物件でプロパンガスが多い理由とは
住宅で使うガスは、都市ガス、集中プロパンガス、個別プロパンガスの3種類です。
このうち都市ガスはガス事業者がガス製造所と配管などのインフラを設備投資するため、採算のとれる条件がなければ事業として成り立ちません。
そのため、供給はある程度人口のある都市部に限られ、地域によって制限を受けてしまいます。
また、プロパンガスはガスを供給するための配管工事や給湯器などの設備を賃貸物件に導入するにあたり、その初期費用をガス会社が負担することが一般的です。
初期費用を浮かせられるため賃貸物件の経営者としてはメリットが多く、賃貸物件にプロパンガスが多い理由の一つになっています。
都市ガスに変更して空室対策をする方法
経営している賃貸物件が都市ガスの供給エリア内であれば、プロパンガスから都市ガスに変更して入居者率のアップにつなげられる可能性があります。
都市ガスへ変更するためには住居ごとに配管・メーターを交換する必要があり、その費用としては主に配管工事に10万円ほど、ガス導管の引き込みに15万円ほどかかることが一般的です。
また、その他にはガス器具の交換費用などもかかりますので、事前に調べることをおすすめします。
手続きの流れは、都市ガス会社を選び、工事費用の見積もりの後契約の締結、工事日の調整、工事着手、ガス供給開始となります。
注意点として、工事に着手すると住民がガスを使用できない期間が生じます。
住民との調整を図り、可能な限り生活に支障がないよう気を付ける必要があるでしょう。
都市ガスに変更せずプロパンガスのままできる空室対策
空室率を下げ、不動産経営を安定化させるためにも、住民の暮らしへの満足度は見逃せないポイントです。
プロパンガスは全国に約2万社存在し、ガス料金やサービス内容は会社によって大きく異なります。
都市ガスに変更しなくても、プロパンガスの契約会社を変更することで最新の設備を導入でき、ガス料金が下がる可能性もあります。
ガスの契約内容の見直し自体は無料でできるため、まずは見直しをしてみるのも良いでしょう。
なお、ガスの乗り換えをおこなうときには、現在使用しているガス設備や配管類の使用料金を精算しなくてはなりません。
プロパンガスは供給に必要な初期費用をガス会社が負担していることがほとんどであるため、解約するときには初期費用を精算しなくてはならない点に注意しましょう。
まとめ
今回は、所有物件の空室に悩まされている方に向けて、賃貸物件でプロパンガスが多い理由や都市ガスへの変更方法などについてご紹介しました。
賃貸物件に住む住民の満足度を高めるためにも、ガスの契約を見直してみることが重要なポイントです。
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