
冬の夜、急に電気が消えたら。ブレーカーの見方と戻し方を、住む人と管理する側で整理する
朝晩の冷え込みが強まり、暖房器具を使う日が増えてきました。寒い季節は、暖房と調理家電、ドライヤーなどを同時に使う場面が多く、ブレーカーが落ちて電気が消えることが起こりやすい時期でもあります。
急に部屋が暗くなると、誰でも少し慌てるものです。
けれども、分電盤の見方と戻し方を知っていれば、多くの場合は落ち着いて対応できます。
この記事では、電力会社の案内をもとにブレーカーの種類と戻し方を整理しながら、住む人と管理する側がそれぞれどう動くとよいかをまとめます。
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まずは、どこが消えたのかを確かめる
電気が消えたときは、ブレーカーに触れる前に「どこまで消えているか」を見ることが、原因を見分ける近道です。
- 近所一帯が暗い:地域の停電の可能性があります。足利市周辺の場合は、東京電力パワーグリッドの停電情報で確認できます
- お部屋全体だけが消えた:お部屋の分電盤で、大きなブレーカーが落ちていることが考えられます
- 一部の部屋やコンセントだけが消えた:その回路の小さなブレーカーが落ちていることが考えられます
分電盤は、玄関まわりや洗面所、キッチン付近の壁の高い位置にあることが多い設備です。夜に慌てないよう、明るいうちに場所を一度確かめておくと安心です。
分電盤にある、三つのブレーカー
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一般的な家庭の分電盤には、役割の違う三種類のブレーカーが並んでいます。
- アンペアブレーカー:契約しているアンペア数を超えて電気を使うと落ち、お部屋全体の電気が止まります
- 漏電ブレーカー:家電や配線の漏電を感じ取ると電気を止め、感電や火災を防ぎます
- 安全ブレーカー(配線用遮断器):部屋やコンセントごとの回路を守り、使いすぎやショートで一部だけ電気が止まります
なお、スマートメーターに契約アンペアの機能を持たせている建物では、分電盤にアンペアブレーカーがない場合があります。この場合、使いすぎで電気が止まっても、東京電力の資料では10秒ほどで自動的に元に戻る仕組みと案内されています。
使いすぎで落ちたときの戻し方
冬に多いのは、暖房器具や電子レンジ、ドライヤーなどを同時に使ったことによる使いすぎです。
- アイロンやヒーター、ストーブなど、電源が入ったままの家電がないか確認する
- 使っていた家電のスイッチをいくつか切るか、コンセントから抜く
- 落ちているブレーカーのつまみを「入」に上げる
電力会社の案内でも、電源が入ったまま戻すと火災につながるおそれがあるとされています。戻したあとは、電気を多く使う家電を同時に使わないよう、使う時間を少しずらすのがおすすめです。
漏電ブレーカーが落ちたときは、順番に確かめる
漏電ブレーカーが落ちた場合は、どの回路に原因があるかを、ひとつずつ確かめながら戻します。
- アンペアブレーカーが「入」になっていることを確認する
- 安全ブレーカーをすべて「切」にする
- 漏電ブレーカーを「入」にし、安全ブレーカーを一つずつ「入」にしていく
- 途中で漏電ブレーカーが落ちたら、その回路に漏電の可能性がある
- いったん全部を「切」に戻して漏電ブレーカーを入れ直し、その回路以外を一つずつ「入」にする
漏電が疑われる回路が見つかったときは、その回路は使わずにおき、早めに管理会社へ知らせてください。水や湿気の影響を受けやすい家電や設備が原因になることもあり、点検には専門の判断が必要です。
住む人と管理する側、それぞれにできること
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ブレーカーの不具合は、住む人の気付きと、建物を預かる側の対応がそろうことで、落ち着いて解決に向かいます。
住む人にお願いしたいのは、自分で分解や修理をしないことです。戻してもすぐに落ちる、漏電ブレーカーが繰り返し落ちる、焦げたにおいや異音がする、といったときは、何度も操作を繰り返さずに管理会社へ連絡してください。
管理する側は、連絡を受けたら状況を伺い、必要に応じて電気工事店の手配や建物側の設備の確認を行います。いつ、どの家電を使っていたときに落ちたかを教えていただけると、原因を探る手がかりになります。
ブレーカーがよく落ちるからといって、すぐに電力会社へ契約アンペアの変更を申し込むのではなく、まず管理会社へご相談ください。集合住宅では建物全体で使える電気の容量が決まっていることがあり、配線や設備の状況によっては工事が必要になる場合もあります。
寒い季節を、落ち着いて過ごすために
ブレーカーが落ちるのは、電気の使いすぎや漏電から、住まいと暮らしを守るための働きです。仕組みを知っておけば、急に電気が消えても、慌てずに一つずつ確かめることができます。
分電盤の場所を確かめておく、電気を多く使う家電を重ねて使わない、気になることがあれば早めに知らせる。住む人と管理する側が少しずつ気を配ることで、冬の住まいを安心して保つことができます。
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